著者について

塚田 昭子

SEEDS OF VIRTUE 代表
野菜ソムリエ

東京都在住。山梨県出身。元公務員。
2011年、子供の頃から食べていた「曙大豆」が絶滅の危機にあることを知る。
「曙大豆」は山梨県の富士見山麓で、明治時代から栽培されている在来種。
丹波の黒豆に匹敵するほどの大きさで、甘くて力づよい味が特徴。
過疎化と高齢化により、このまま放っておくと生産者がいなくなってしまうという。

このままでは「曙大豆」が食べられなくなる!
という強い危機感にかられ、農業経験はまったくなかったが、
2012年、実家の近くに小さな畑を借り、曙大豆の栽培を開始。

以後、毎年東京から友人を連れては種まきと枝豆の収穫に興じ、
収穫した枝豆を東京の知人達におすそ分けしていたところ、
もっとほしい、売ってほしいという声がだんだんと増えていく。

2017年3月、公務員を辞めて曙大豆のブランド化へ向けた事業を展開することを決意。
同年4月、曙大豆・枝豆の産地直送販売店「SEEDS OF VIRTUE」を開業。

政府は農産物の価値の向上と農家の収益アップのために、
生産者が生産(1次)から加工製造(2次)、流通販売(3次)までを行う
6次産業化を推進しているが、「餅は餅屋!」をスローガンに、これに対抗。

生産者は農産物の生産に専念してもらい、
生産者と消費者をつなぐ橋渡し役、価値を伝えるプロとして、
農産物の価値の向上と農家の収益アップを目指す。

曙大豆・枝豆の産地直送販売を皮切りに、
今後はプレミアム食材の発掘と販路開拓も行う予定。